Connecting The Trends: New Humanity – 新しい人間のあり方
ウェーバー・シャンドウィックでは、2018年から2019年の一年間をかけてマーケットトレンドの調査および分析を行い、レポート”Connecting The Trends: New Humanity”を発表いたしました。急速に発展するデジタル時代だからこそ、消費者や企業はテクノロジーと共存すべきと考え始めており、また「より人間らしく、実体のある経験を求めている」傾向にある、というマーケットインサイトがあることがわかりました。本レポートは、グローバル企業はもとより日本企業がどのようにこのトレンドを取り入れ、独自に「新しい人間のあり方」をコミュニケーションしていくべきかに焦点をあて、分析結果をまとめています。
レポートでは、以下の3つの要因が「新しい人間のあり方」という新たなトレンドを作り出している、と記されています。
- テクノロジーとの共存
人とデジタルテクノロジーの共存のあり方が見直されています。
世界のスマートフォン市場の売上は下降傾向にあり、自動化されたオンライン体験よりも実際に体験できるカスタマーエクスペリエンスを推進する企業が増加。また、ソーシャルメディア上では、ユーザー増加に伴う情報の不確実性が進行する一方で、トラディショナルメディアへの信頼が回復し始めていると言われています。進化が止まらないテクノロジーをどのように受け容れ、効果的かつ人間らしく活用すべきか。テクノロジーに対する姿勢が変化し始めています。
- ダイバーシティ&インクルージョンの重要性
ダイバーシティの重要性が高まり、企業や組織、団体にとっても不可欠なものになっています。
グローバルの次代を担うミレニアル世代は、今後15年の経済成長を支えると言われています。この世代は、「生き方、働き方、メディア、ガバナンスの多様性」に重き価値を置き、行動を起こします。日本でも高齢化が進むと同時に、ミレニアル世代とジェネレーションZは社会の要となることは確実で、ダイバーシティこそが経済成長のキーとなっていきます。
- ウェルビーイングに対する意識変化
個人のウェルビーイング、すなわち身体的、精神的、社会的な幸福が、重要視され始めています。
インターネットの普及により、従来では病院など限られた媒体から取り入れていた健康情報が簡単に入手できるようになり、個人の健康に対する知識と意識が高まりました。多くの企業では、リモートワーク導入から福利厚生としてヨガや瞑想クラス提供まで、従業員の職場での幸福度向上のために働き方改革を積極的に促進。また、健康管理のテクノロジー進化や食の多様化も後押しし、ウェルビーイングに対するニーズと出費は増え続けています。
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